ESTATE & GROUNDS
The Estate Grounds
東京・世田谷区等々力の緑豊かな丘の上に広がるリード・メドウ・ホールの邸宅と庭園は、約5ヘクタールにわたる広大な敷地に、自然と伝統が見事に調和した特別な空間を形成しています。明治時代の建築様式を受け継ぐ邸宅は、2008年に文化財として指定され、その歴史的価値が正式に認められた建築の傑作です。
2014年に実施した大規模な庭園整備では、江戸時代の古文書や絵図を参照しながら、往時の美しい景観を丁寧に復元しました。石畳の小道が草原を縫うように延び、せせらぎの音が心地よく響き渡る庭園では、四季それぞれの豊かな表情を存分にお楽しみいただけます。春には桜と萌黄色の新芽、夏には生き生きとした緑、秋には燃えるような紅葉、冬には凛とした雪景色——季節ごとに異なる美しさが来訪者を迎えます。
庭園内には、石畳の散策路、草原の中のパビリオン、小川に架かる木製の橋など、訪れる方がゆっくりと自然と向き合えるよう、細部まで丁寧に設えられた施設が点在しています。どうぞ時間をかけて、この特別な場所の隅々までお楽しみください。
江戸時代の石工の技を受け継ぐ石畳の散策路は、庭園のあちこちへと来訪者を誘います。苔むした石の隙間から顔を出す草花と、踏むたびに響く石の音が、静かな散策の時間に深みを添えます。
草原の中心に佇む木造のパビリオンは、来訪者が自然の中でゆっくりとくつろぐための場所として親しまれています。四方を囲む草原の緑と、空高くそびえる木々のシルエットが、まるで絵画のような風景を生み出します。
庭園を流れる小川に架かる手作りの木橋は、来訪者が水面を間近に感じながら渡ることのできる特別な場所です。橋の上から見下ろす清流には、季節の草花が水辺を彩り、清涼感あふれる景観を楽しめます。
約800メートルにわたる石畳の散策路は、庭園全体を巡る主要な動線として設計されています。使用された石材は、江戸時代から世田谷の地で採掘されてきた地元の凝灰岩で、その一つひとつに長い歴史が刻まれています。
散策路は、邸宅の玄関から草原を経由して木橋まで続いており、歩く先々で異なる景観を楽しめるよう、緩やかなカーブと変化のある高低差が設けられています。道沿いには季節の草花が植えられ、春の芽吹きから冬の枯れ色まで、年間を通じて移ろいゆく自然の表情を間近で感じることができます。
庭園の中心部に位置する草原のパビリオンは、職人の手によって丁寧に組み上げられた木造建築です。屋根は日本の伝統的な茅葺き工法を現代の素材で再現しており、庭園の景観に自然に溶け込むよう設計されています。
パビリオンの内部には、来訪者が座ってゆっくりと過ごせるよう、檜材を用いたベンチが設けられています。ここに腰を下ろして四方を見渡せば、広大な草原と、その向こうに広がる木立のシルエットが眼に入ります。風が草原を渡るたびに波打つ草の動きは、見る者に深い安らぎをもたらします。
庭園の東端を流れる小川は、敷地内の湧き水を源としており、年間を通じて清澄な水が流れ続けています。川幅は約3メートルほどで、澄んだ水底に転がる丸石が陽光に輝く様子は、訪れる人の心を和ませます。
小川に架かる木橋は、地元の杉材を用いて手作業で組まれた一品です。欄干には繊細な木彫りの装飾が施され、和の情緒を漂わせています。橋を渡る際に感じる木のしなりと、足元から聞こえるせせらぎの音が、この場所の特別な体験を生み出しています。橋のたもとには菖蒲や杜若が植えられ、初夏には紫や白の花が清流を彩ります。
| 月曜日〜金曜日 | 9:00 – 17:00 |
|---|---|
| 土曜日・日曜日・祝日 | 8:00 – 18:00 |
| 定休日 | 年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 入館料 | 一般 ¥800 / 学生 ¥400 / 小学生以下 無料 |
| 団体割引 | 20名以上 20%割引(要予約) |